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2013年1月9日水曜日

RF3 再生

ポンコツ感甚だしいステップワゴンRF3のスライドドアが遂にもげた。


なんてことは無く、
見た目が日々ポンコツ化していくRF3に歯止めをかけるべく手入れをした。

あちこちボコボコのRF3。
トランポ用と割り切って15万kmオーバーのかなりアレな状態で入手したものなのであまり愛着が無く、今まであちこちぶつけまくってきた。
(もうすぐ20万km突破)

つい先月も信号待ちで前車に追突してキズを増やしたばかり。
特に目立ってた左スライドドアの凹みは左折時にガードレール的なものを巻き込んだことが2度あり、2度目に大きくへこませたときは衝撃が大きかったのか、その翌週にはスライドローラーが割れ落ち、以来手動では開かなくなってた。

パワースライドなのでモーターに任せれば何とか開けられたけどギィィィ~とすさまじい金属音でいつも周囲に迷惑をかけてたし、めちゃくちゃ恥ずかしい思いをしていた。
だからスライドドアはバイクの積み下ろし時を除いてほとんど開けることはなくなってた。
常人ならもろもろ修理するのだろうけど、そう遠くないうちに廃車にするし とか思って放置してた。

ところが、
雪国で味わったノーマルタイヤ+チェーンの恥ずかしい思いを払拭すべく、直後にタイヤ交換したとき、チェーンの恥ずかしさからは逃れたけど、そもそもこの半ポンコツ車に平然と乗ってることの方が百倍恥ずかしいと気づいた。(今更)

修理に出せば10万くらいの出費だけどもしかしたら自分で出来るんじゃ?
と思い、早速某オクを見たらドア単体なんて山ほど出品されてた。

これはいけるかもと思って"ステップワゴン△RF3△スライドドア△交換"とか、適当なキーワードでネットを彷徨ってみたら交換レポ的サイトは見つからなかったものの、知恵袋的サイトにこんなものが、
"こんなところで聞いてる時点でムリ"

やっぱりねとか思いつつ、じゃあ試しにやってみようと思ってやってみた。


まずは、代替ドアが届く予定時間に合わせてボコボコの開かずの扉を取り外し。

めちゃくちゃ重いことを除けば取り外しは何でもなかった。
けど問題が。
スライドドアには上、中、下の3箇所にローラーがあり、その内中段のローラーが外せない。
(↓ 件の中段ローラー。 樹脂パーツが割れ落ちて久しいので金属が磨り減ってた。)

タイコ付きワイヤーがボディー後方を1週して、その両端がこのローラー金具につながってるみたい。
一方に引っ張るとウィーンとモーターが回る手ごたえがあるので、このワイヤーがボディの中のどこかでモーターに繋がってるっぽい。
モーターを介してるからワイヤーは2本かもしれないけどサービスマニュアルも何も無いので実際のところは不明。

で、このワイヤーのテンションがハンパ無く、どんなことをしてもタイコが外せない。
この部品はそのままにして樹脂ローラーだけ交換しようにも、ざっと見た感じではローラーだけの交換も無理っぽい。
やっぱりダメか。
もし外せなかったらボコボコドアをまた戻してディーラーに泣き付くしかないか。
でもディーラーじゃ得体の知れない中古パーツなんて付けてくれないだろうから修理業者探さないとな。
とか途方にくれてたとき、ちょうど交換用ドアが届いた。

で、発注ミスに気がついた。
比べてみたらなんか違う。

やっぱり全然違う。
電気接点の数が違うし、画像には写ってないけどドアの下から伸びてるはずのハーネス+コネクタが無い。

ステップワゴンRF3のスライドドアにはパワースライド式のほか、手動式も存在することは知ってたけど、どうやら注文の際、"電装問題なし" の文言を"電動開閉問題なし"的に勝手に解釈してしまったらしい。
("電装"とは自動ロックとかハーフロックセンサーとかのことを指してたみたい)

何やってんだオレとか思ったのもつかの間、逆にあのワイヤーは破壊してしまえばいいじゃないかと気がついた。
そもそも、電動での開閉なんて必要ないし、もともと使ってなかったし。
手動開閉が出来なくなったから自動開閉してただけなんだからローラーが復活すれば全くイラネーよっ と光が差した。

で早速、片側のタイコをブチ切り、テンションを緩めて金具を外し、ギュイーンと引っ張ったら抜けると思って引っ張った。

が、抜けなかったので片側は僅かに残して潔く切断。
(やっぱりワイヤーは2本なのかもしれない。)

で、あっという間(といってもトータル2時間くらい)で全くキズの無いツルツルのドアに蘇った。
あのボコボコの開かずのドアがツルツルになる日がくるなんて。。。 とちょっと感動。
発注ミスでいい方向に転がった。
届いたのがパワースライド用だったとしたらあのワイヤーを生かすべくボディ内張りを剥がしてモーターを探したり、恐らく泥沼化してたに違いない。

試しに開閉してみてまた感動。
ちょいと引っ張ればスル~っと開き。
また引っ張ればスル~っと閉まる。
何でもないこととはいえ、2年ぶりくらいに味わう感覚なのでめちゃくちゃ感動した。
集中ロックもキーレスでのロック開閉にも問題ないしセンサーにも異常ない。
しかも、過去のあるタイミングからETC車載機の音声が割れてたのが半分直った。
完治じゃないけど明らかに改善された。
ボコボコドアかその周辺の電装が影響してたらしい。

外したボコボコドアの処分に困ったけど後日、鉄くず買取業者を見つけて持ち込んだら無償で引き取ってくれた。
この勢いで、アサマで失くしたルーフレールの蓋とか先月の追突で紛失したバンパーの牽引用アイボルトをセットする部分の蓋とかも元に戻せばフツーの車になれそうな気がしてきた。

↓ 蓋が無くて恥ずかしいのでジャッキと一緒に車載されてたアイボルトを見つけてくっつけておいた。
さも "たった今牽引されてきました" 感を醸し出して、"蓋が無いんじゃなくて外してるんだよ" と主張してるつもり。

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