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2012年3月3日土曜日

厳冬期の富士山へ レポ その2

先っちょが朝日に染まってきた。
12月の時より寒くないせいか、日の出の待ち遠しさより時間的な焦りの方が強い。



明るくなり始めると、どこで写真を撮ろうか気になってしかたない。
上を見上げたり振り返ったり、行動スピードがどんどん落ちる。

しかもこの辺りは鈍く光る氷が混じり、かなり滑る。
登りに集中してると気づかないがたまに振り返ると、“ここで滑ったらやばい”と気づくことがよくある。
滑って転ぶ程度ならいいが滑落するかもというレベルになったらアイゼンを装着しないといけない。
が、もう少し進めば中継小屋があるのでそこまでは止まりたくない。

もう出そうだ、かなり染まってきた。
ってかペースが遅すぎる。
↑写真中央より左寄りに中継小屋が見えるが、過去に中継小屋より下で日の出を迎えたことはない。

焦っても仕方ないと思い、ここで暫く写真を撮ることに。
太陽は見えないがこういう景色もちょっと感動。



暫くして辺りはすっかり明るくなった。





A.M.7:00、やっと中継小屋に着いた。 遅すぎる。
ここでアイゼン装着や水分、エネルギー等の補給を。






<厳冬期の富士山へ>

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