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2012年3月2日金曜日

厳冬期の富士山へ レポ その1

2012.2.28 A.M.2:00過ぎ
自衛隊基地横のセブンイレブンでイナリ寿司他、行動食とレッドブル3本、コーラを買って先を急ぐが3kmほど進んだところで車がスリップ。


御殿場IC以降、凍結路を滑りながら走ってきたがここでタイヤが100%空転するようになり全く前に進まなくなった。
交通量は殆どないので滑りながらでも、対向車線に飛び出してでも何とか駐車場まで行きたかったがさすがに夏タイヤだから仕方ない。

登山前に余計な時間と労力を使いたくなかったが、あきらめてタイヤチェーンを装着する。
ここで不覚にもソックスを濡らしてしまう。
登山ソックス+クロックスで自宅を出発しており、そのまま路肩の深い雪にズボズボ入ってしまった。

チェーン装着後、安心してスピードを出しすぎたのか、緩やかなカーブでスピンし車体が真横まで回ったがカウンターあてて持ち直した。
ちょっとしたアトラクションみたくアドレナリンが出た。

この辺の気温はマイナス6℃くらい。いつもどおり。

A.M.3:00前、やっと太郎坊洞門の駐車スペースに着いた。
平日だったので他の登山者がいないかもと思ったが西日本ナンバーの車が1台あってちょっと安心。
人はいなかったのでもう出発したんだろう。

予定の2:00行動開始から大幅に遅れているがソックスが濡れたままでは凍傷になる恐れがあるので車内のエアコンMAXで乾くまで待つ。

なんやかんやあってやっとA.M.4:00に行動開始。

雪が降る中、通行止めゲートをくぐり夏季登山口に向かって車道を数km歩く。
ただでさえ他ルートより登山道が長い御殿場口だが、冬季はこの道が通行止のため更に歩行距離が伸びる。
*その分他ルートより登山道の傾斜が穏やかで安全なため、冬季は御殿場口がもっともメジャーらしい。

車道ではなく樹林帯を抜けるルートがあるようだが一度も歩いたことがなく、道迷いしたら嫌なので前回同様に車道を行く。

雪と時折吹く強風の中、夏季用の大きな駐車場や大石茶屋を抜けしばらく歩くと雲から抜けた。
前方に明かりが見える。やはり先行者が一人いた。
*写真は、真っ暗闇でカメラのAFが効かないまま撮ったもの。レタッチしたらかろうじて富士山と光が識別できるくらいになった。

先行者のトレースを頼りに進む。
このあたりは雪が深く、たまに踏み抜くと膝の上まで。
スノーシューを持ってないのでこれ以上深くなったらアウトだなと考えながら進むとクラストした雪面が混ざるようになってきた。これならいける。

雲から抜けたあと、1時間くらいでうっすらと明るくなってきたことに気づきヘッドランプを外す。
写真も先のより見れる。


次のイベントは日の出だ。
長い道中、何かしらないと集中力が切れる。
とりあえず日の出の写真を撮ろうと考えながらもくもくと進む。

この時点で気温はマイナス10数℃だったが既に1Lくらい発汗してそうな気がする。


<厳冬期の富士山へ>

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